LinkedInと職務経歴書の違い:そろえる情報と、在職中に気をつけること

CV Analyz チームが AI の支援を受けて執筆監修: Ahmad Sakka更新日: 約5分で読めます

LinkedInと職務経歴書の違いを解説。会社名や役職、期間など一致させる情報、英語の役職名の決め方、在職中に知られにくくする設定を架空の例で紹介します。

職務経歴書は応募する1社のために書く書類で、LinkedInは見に来た人すべてに経歴を伝える公開プロフィールです。文章は違っていて構いませんが、会社名、役職、在籍期間、学歴といった事実はそろえます。外資系企業や海外の採用担当者は両方を見比べることがあるためです。なお、この記事の例はすべて架空です。

日本の転職で、LinkedInはどこまで必要か

主に日本企業へ応募するなら、履歴書と職務経歴書、そして転職サイトのプロフィールが中心になります。LinkedInが役立ちやすいのは、外資系、IT、海外との取引が多い職種、海外の求人に応募する場合です。利用状況について信頼できる最新の数字は見つからなかったので、ここでは断定しません。応募先の採用ページや担当者がLinkedInを使っているかを見て判断しましょう。日本語の書類だけで完結する応募なら、無理に時間をかける必要はありません。

そろえる情報の確認手順

  1. 最新の職務経歴書とプロフィールを並べて開きます。
  2. 会社名、役職名、入社と退社の年月を順に見比べます。
  3. 学校名、学部、卒業年を確認します。
  4. 資格名と取得年、TOEICなどのスコアをそろえます。
  5. 転職サイトに登録した内容も確認します。古いまま放置されていることがよくあります。
  6. 和暦で書いた書類があれば、西暦に換算して年月が合っているか確かめます。

実績の書き方まで同じにする必要はありません。問題になるのは、同じ職歴が一方では2023年まで、もう一方では2024年までとなっているような食い違いです。

英語の役職名はどう決めるか

日本語の役職を英語にするとき、見栄えのために肩書きを上げてしまうことがあります。「主任」や「係長」に、そのまま当てはまる英語はありません。「Manager」と書けば、海外の読み手は部下を持つ管理職だと受け取るかもしれません。会社に公式の英語表記があればそれを使い、なければ仕事の内容がわかる表現にします。「主任(購買担当)」なら「Purchasing Specialist」のようにすれば、面接でも説明できます。会社名や大学名も、公式の英語表記を確認してください。

それぞれの役割

  • 読み手:職務経歴書は応募先1社。プロフィールは同僚や取引先、上司も読む可能性があります。
  • 調整:職務経歴書は応募先ごとに変えます。プロフィールは幅広い内容にしておきます。
  • 根拠:プロフィールには資料、記事、リンク、推薦文を載せられます。
  • 文体:職務経歴書は簡潔に。概要は話しかけるように書いても構いません。
  • 見つけられやすさ:プロフィールは、スキルで検索している人の目に留まることがあります。

食い違いが出やすい場面

  • 短期間の職歴:履歴書には書くのが基本です。応募書類とプロフィールで扱いを変えるなら、聞かれたときに説明できるようにします。
  • 派遣や業務委託:雇用形態を明記し、正社員のように見せないようにします。
  • 異動が多い場合:同じ会社の中で部署ごとに分けるかどうかを、両方で統一します。
  • 職種を変える場合:職務経歴書は関連する経験を先に書けますが、プロフィールでは過去の職歴を実際の役職で残します。

ヘッドラインと概要:書き換えの例

前:新しいチャレンジを探している前向きなビジネスパーソン。
後:Marketing Specialist | B2B SaaS | MA運用、メール施策、データ分析

後の例は、役割、業界、検索されそうな語を示しています。証明が必要な主張もありません。実績を入れるなら、公開されても問題のない内容だけにしましょう。概要は短い3段落で足ります。職務要約の考え方を、少しやわらかくします。

B2B向けソフトウェア企業で5年間、メールマーケティングとMAの運用を担当してきました。営業チームと一緒に、見込み客へのメール施策を設計しています。今後は商品企画に近い立場で働きたいと考えています。お気軽にご連絡ください。

日本語と英語の両方でプロフィールを作ることもできます。文書の形式の違いについてはCVとレジュメをご覧ください。

公開されるという前提で書く

  • 上司が読んでも困らない内容にします。
  • 取引先名や売上など、機密に当たる情報は書かないか、規模や割合に置き換えます。
  • 住所、電話番号、生年月日は公開プロフィールに載せません。
  • プロフィールに履歴書のファイルを載せると、閲覧者がダウンロードできる場合があります。依頼があったときに送るほうが安全です。

在職中に知られたくないとき

LinkedInのヘルプによると、「Open to Work」には公開範囲の選択肢があります。すべてのメンバーに公開すると、写真に緑の枠が付き、同僚にも見えます。リクルーターのみにすると、LinkedIn Recruiterの利用者だけが確認でき、勤務先のリクルーターには表示しないよう努めるとしています。ただし、完全な非公開は保証できないと明記されています。知られると困る場合は、この設定だけに頼らないでください。普段から少しずつ更新しておけば、変更も目立ちにくくなります。

よくある失敗

  • 職務経歴書の文章をそのまま貼り付ける。
  • 求人に合わせて、書類の役職名だけを変える。
  • 退職した会社が「現在」のまま残っている。
  • プロフィールがあれば書類は不要だと考える。多くの企業は応募書類を求めます。

まず職務経歴書を更新し、そのあとで事実をプロフィールと転職サイトへ反映しましょう。1時間ほど確認しておけば、どちらを先に見られても矛盾は生まれません。

CV Analyz で職務経歴書を分析しましょう。100点満点のスコアと、読み取りの問題や根拠の不足を含む優先して直すべき点の一覧を確認できます。

無料で職務経歴書をチェック

よくある質問

LinkedInと職務経歴書は同じ内容にすべきですか?

役職名、会社名、期間、学歴は一致させます。文章はLinkedInのほうが幅広く、柔らかくても構いません。

LinkedInがあれば職務経歴書は不要ですか?

不要にはなりません。多くの企業は書類の提出を求めます。

日本の転職でもLinkedInは必要ですか?

必須ではありません。外資系やIT、海外の求人では役立つことがありますが、応募先に合わせて判断しましょう。

在職中でも会社に知られずに使えますか?

公開範囲を選べますが、LinkedIn自身が完全な非公開は保証できないとしています。心配なら設定だけに頼らないでください。

次のステップ

関連記事