ボランティア経験は履歴書・職務経歴書に書ける?書く場所、自己PRの例文、書かない判断
履歴書の職歴欄には基本的に書かず、職務経歴書の「その他の活動」や自己PR、英文レジュメのVolunteer Experienceに書きます。例文と、ブランク期間の説明の仕方を紹介します。
ボランティア経験は、応募職種に関連するスキルや意欲を示せるなら応募書類に書いて構いません。ただし、雇用された職歴とは違うので、履歴書の職歴欄には基本的に書かず、職務経歴書の「その他の活動」や自己PR、履歴書の自己PR欄で触れるのが無難です。英文レジュメならVolunteer Experienceの欄を設けます。決まったルールがあるわけではありませんが、判断の基準は明快です。その活動は、応募先が知りたいことを裏付けていますか。
書類ごとの置き場所
- 履歴書の学歴・職歴欄:給与を受けて働いた職歴と混同されないよう、原則書きません。
- 履歴書の自己PR・特技欄:要点を簡潔に書き、詳しくは職務経歴書で述べます。
- 職務経歴書:経験が浅い場合や関連が深い場合は、「その他の活動」を設けて、期間、団体、役割、内容を書きます。
- 英文レジュメ:Volunteer Experienceの欄を作り、役割、団体名、期間を書きます。関連が深いならExperienceに入れ、Volunteerと明記します。
- 新卒の学生:履歴書やエントリーシートの「学生時代に力を入れたこと」の題材になります。詳しくは経験なしのCVの書き方をご覧ください。
自己PRで活かすには
厚生労働省の労働局の資料でも、自己PRは経験の中から売り込みたい内容を選んで具体的に書くよう説明されています。ボランティアでも同じです。活動そのものより、そこで何をして、応募先でどう活かせるのかを書きます。架空の例です。
地域のフードバンクで2年間、ボランティアの取りまとめを担当しました。25名の当番表を毎週作り、欠員が出たときは他のメンバーに調整を依頼しました。この段取りの経験は、貴社の営業事務で納期や担当者を調整する業務に活かせると考えています。
数字は正確なものだけを使い、面接で説明できるようにしてください。「人の役に立ちたい」という気持ちは大切ですが、それだけでは仕事の力は伝わりません。行動と、仕事とのつながりが読み手には必要です。
直す前と直した後
修正前:学生時代からボランティアに熱心に取り組み、多くの人に感謝されました。協調性には自信があります。
修正後:その他の活動 2022年4月〜現在 NPO法人〇〇(ボランティア)広報担当。月1回の活動報告をWebサイトに掲載し、問い合わせメールの一次対応を担当。
架空の例です。修正後は、広報職やWeb担当職に関連する具体的な業務が見え、面接でも聞いてもらいやすくなります。
ブランク期間の説明として
離職中に活動していたのなら、職務経歴書にその期間と内容を書くと、空白の説明に役立ちます。ただし、ブランクの理由をすべて書く必要はありません。育児や介護、療養などの事情は、面接で問われたときに簡潔に答えれば十分です。詳しくはブランク期間の書き方をご覧ください。架空の例です。
2024年4月〜2025年3月 離職期間中、外国人住民向けの日本語教室でボランティア講師を担当(週1回)。同期間にTOEIC学習も継続。
応募職種別の例文
すべて架空です。実際に行ったことに置き換えてください。
- 経理:地域スポーツクラブの会計ボランティアとして会費管理を担当し、四半期ごとに報告書を作成。
- マーケティング:NPOのSNSアカウントを1年間運用し、募金キャンペーンの告知を企画。
- 教育:日本語教室で週1回、約15名に授業を実施し、簡単なテストを作成。
- IT:地域団体のWebサイトをWordPressで制作し、更新を担当。
- 接客・通訳:国際スポーツ大会で外国人観客の案内を英語で担当。
証明と推薦者
期間が長い活動については、団体に活動証明書を依頼できないか確認しておくと安心です。提出を求められることは多くありませんが、記録として役立ちます。社会福祉協議会などを通じた活動では、記録が残っている場合もあります。詳細は各団体に確認してください。外資系などで推薦者を求められた場合は、名前を出す前に必ず本人の了承を得ましょう。
宗教・政治に関わる活動
宗教団体や政治団体での活動は、思想や信条に関わる情報を示すことになります。応募先に伝える義務があると考える必要はありません。業務に関係がなければ書かなくて構いません。書く場合は、「地域行事の運営」のように担当業務を中心に書く方法もありますが、尋ねられたときに団体の性質を偽ることは避けましょう。これは個人の判断であり、決まりではありません。
書かなくてよいもの
- 1日だけの参加で担当業務がないもの。職種と強く関連するなら別です。
- 名前だけの所属。
- かなり以前の活動で、より新しい実績があるもの。
- 面接で説明できないもの。
- 責任を伴わない趣味的な活動は、趣味・特技欄のほうが合うことがあります。
よくある間違い
- ボランティアであることを伏せ、有給の仕事のように書く。
- 「代表」など肩書きを実態より大きく書く。
- 団体名だけを書き、自分の担当を書かない。
- 多くの活動を並べ、職歴が埋もれる。
CV Analyzでの扱い
改善機能はボランティアの役割も他の経験と同じように明確な表現に整えますが、使うのは入力された事実だけです。入力していない人数や金額を加えることはありません。正しい情報を入力し、結果を読み直して、ボランティアであることが明記されているか確認してください。
まとめると、無償であることは価値が低いという意味ではありません。何をしたのかを正直に書き、この応募に役立つ場所に置き、それ以外は省きましょう。
CV Analyz で職務経歴書を改善しましょう。業務内容を明確な成果に整え、希望の職種と国に合わせます。使うのはあなたが入力した情報だけです。
今すぐ履歴書を改善よくある質問
ボランティア経験は職務経歴書に書いていいですか?
応募職種に関連するスキルや意欲を示せる場合は書いて構いません。関係がなければ省いてもよいでしょう。
どこに書けばいいですか?
職務経歴書の「その他の活動」や自己PRが一般的です。履歴書の職歴欄には原則書きません。英文レジュメならVolunteer Experience欄です。
ブランク期間の説明になりますか?
はい。期間と活動内容を具体的に書けば、説明の助けになります。ブランクの事情をすべて書く必要はありません。
学生のボランティアはどう書きますか?
履歴書やエントリーシートの「学生時代に力を入れたこと」で、担当、行動、結果を具体的に書くのが効果的です。