職務経歴書のプロジェクトの書き方|概要・規模・担当工程、個人開発、守秘義務まで
概要、規模、担当工程、開発環境、役割を項目に分けて書くと伝わります。ITエンジニアの書式、個人開発や研究の書き方、守秘義務のある案件の表現を例文付きで解説します。
職務経歴書でプロジェクトを書くときは、概要、規模、担当工程、開発環境や使用ツール、役割、成果を項目に分けて記載します。ITエンジニアの場合は特にこの形式が多く使われ、JACリクルートメントやアットマーク・アイティの解説でも、全体像と自分の担当の両方を示すことが重視されています。個人開発や卒業研究も、応募職種に関連していれば書いて構いません。件数は関連性の高いものを選びます。多ければよいわけではありません。
エンジニアの基本形
架空の例です。案件ごとに同じ項目で書くと、読み手が比較しやすくなります。
2023年4月〜2024年9月 小売業向け在庫管理システムの刷新 規模:8名 役割:サブリーダー 担当工程:基本設計、詳細設計、開発、テスト 開発環境:Java、Spring Boot、PostgreSQL、AWS 成果:旧システムからの移行を予定どおり完了し、月次の棚卸作業の一部を自動化。
- 概要:何のためのシステムか、誰が使うかを1行で。
- 規模:チーム人数、期間。分かる範囲で利用者数など。
- 担当工程:要件定義、基本設計、詳細設計、開発、テスト、運用のどこを担当したか。
- 開発環境:OS、言語、DB、フレームワーク。
- 役割:メンバー、サブリーダー、PMなど。
- 成果:数字があれば書き、なければ何が実現したかを書きます。
エンジニア以外の場合
企画、マーケティング、建設、コンサルタントなどの職種でも、担当業務の中に主要プロジェクトを入れると伝わりやすくなります。職務内容の下に「主なプロジェクト」と見出しをつけ、目的、自分の担当、結果を2〜3行で書きましょう。これも架空の例です。
主なプロジェクト:新商品の販促キャンペーン(2024年度)。企画から店舗調整までを3名で担当し、私は店舗への説明資料の作成と進捗管理を担当。
「チームで」と「私が」を分ける
面接官が知りたいのは、チームの成果の中でのあなたの役割です。規模を書いたうえで、自分が担当した範囲を明確にしましょう。
- 弱い例:予約システムを開発しました。
- 良い例:4名のチームで、データベース設計と予約APIの開発を担当しました。
- 担当が小さい場合は、そのまま書きます。技術面接では具体的に聞かれるので、大きく書くとすぐに分かります。
個人開発と未経験からの転職
未経験からエンジニアを目指す場合、個人開発は実力を示す材料になります。ただし、スクールや教材の課題をそのまま出すと、他の応募者と同じ内容になりかねません。次の点を確認してください。
- 機能やデータ、実際の利用者など、自分で何か加えましたか。
- 教材を見ずに主要部分を作り直せますか。
- なぜその設計にしたのかを10分説明できますか。
難しければ、職歴のように見せず、学習歴や研修として正直に書きましょう。教材にあった部分と、自分で変えた部分を分けて説明すると信頼されます。エンジニア職の書類全体についてはエンジニアの職務経歴書をご覧ください。
直す前と直した後
架空の例です。機械設計からデータ分析職を目指す人の場合です。
修正前:Pythonでデータ分析の勉強をしました。たくさん学び、熱心に取り組みました。
修正後:個人開発(2025年)設備故障の分析。公開されている保守記録をPythonとpandasで集計し、頻度の高い故障原因3点をPower BIのダッシュボードにまとめました。github.com/name/project
数字がないときは、ダッシュボード、報告書、試作品、誰かが判断に使ったことなど、できたものを書きましょう。作った数字は面接で困ります。表現は実績の書き方が参考になります。
新卒の研究・学業の場合
卒業研究やゼミは、履歴書の学業欄やエントリーシートに書きます。テーマだけでなく、自分が何を担当し、どう進めたかを書きましょう。インターン応募については学生のインターン向けCVもご覧ください。架空の例です。
卒業研究:Arduinoを用いた太陽光ポンプ制御。3名のグループで制御プログラムを担当し、1か月の現地試験を実施。
守秘義務のある案件
顧客名や具体的な数字、技術の詳細は、許可なく書かないようにしましょう。「大手小売業」「地方銀行」のように業界や規模で表現します。これは一般に行われている方法ですが、公的な基準を確認したものではありません。在職中の案件も含め、就業規則や契約書を確かめてください。これは実務上の注意で、法的助言ではありません。
英文レジュメのProjects
- 1行目に名称、役割、期間、リンクを書きます。例:Budget Tracker, Personal Project, 2025。
- 続けて箇条書きで、何をしたか、どのツールを使ったか、結果を書きます。
- 仕事で担当した案件は、Experienceの該当職歴の下に入れます。
GitHubやポートフォリオ
- 書類の冒頭または案件の横にURLを載せます。
- シークレットウィンドウで、ログインなしに開けるか確かめます。
- READMEに目的と動かし方を簡潔に書きます。
- 動くデモがあれば、リポジトリだけより確認しやすくなります。
- 空のリポジトリや放置したものは載せないようにしましょう。
よくある間違い
- 技術名を並べるだけで、何を作ったのかが分からない。
- 案件をすべて同じ長さで書く。応募職種に近いものを詳しく書き、他は短くします。
- チーム全体の成果を自分のものとして書く。
- 開けないURLを載せる。
CV Analyzでの扱い
改善機能はプロジェクトを分かりやすく書き直しますが、使うのは入力されたツールと成果だけです。入力していない数字を加えることはありません。先に自分の担当を正確に書いておきましょう。面接ではそのすべてを説明できる必要があります。
CV Analyz で職務経歴書を改善しましょう。業務内容を明確な成果に整え、希望の職種と国に合わせます。使うのはあなたが入力した情報だけです。
今すぐ履歴書を改善よくある質問
個人開発は職務経歴書に書けますか?
応募職種に関連していれば書いて構いません。職歴と区別できるように、個人開発と明記します。
いくつ書けばいいですか?
決まりはありません。応募職種に近いものを詳しく、それ以外は短く書きます。
GitHubは載せるべきですか?
エンジニア職では有効なことがあります。ログインなしで開けるか確かめ、READMEを整えておきましょう。
顧客名は書いてもいいですか?
許可がなければ避けましょう。「大手小売業」のように業界や規模で表現します。